2014/03/21

春にして君を想う





なんてキザなタイトルだ。


「春にして君を想う」





分かる人には分かるだろう。




そう、


1998年にリリースされた小沢健二のシングル曲。





彼の口から出れば、


それはそれは絵になる言葉。





彼はこの曲をリリースした後、


しばらく活動を休止する。




この曲は、


今聴いても古くささを感じない。





しかし、



当時はこの曲の前に、


「球体の奏でる音楽」というアルバムを出し、



それまでのポップな印象から一転、



ジャズテイストな方向に転換する。





僕は今でも思う。



この「球体の奏でる音楽」と言うアルバムは、



当時にしては早過ぎたのではないかと。





始めに言っておきます。



このアルバムは最高に素晴らしいアルバムです。






昨日、


友人の Twitter や Facebook を見ていると、


「いいとも」に小沢健二が出演している!


と言う情報が沢山流れていました。





そして沢山の人が(主に僕世代ですけど)、



彼に相当の感心をよせているんだと感じました。







僕はリアルタイムで見れなかった事に、


とても後悔していますが、


YOU YUBEで早速上がっていたので見ました。






思い起こせば、


彼は「渋谷系の王子様」と言われていた。





天真爛漫な性格と、



東大を卒業していると言うインテリな雰囲気からは



全く想像出来ない様な立ち振る舞い、



言動、行動が、



テレビ番組を制作する側の心をくすぐったのか、



音楽番組には欠かせない存在でした。






生放送に出る時は、



放送事故的な事が起きちゃう様な、



見てるこちら側がドキドキしてしまうキャラクター。




言ってしまえば、


言ってる事があまり良く分からない、



別次元の人。








そして、昨日の「いいとも」生放送。


テレビに出るのは実に16年振り。



渋谷系の王子様ももう45歳。



そして往年の曲を弾き語り。





歳を取ったせいか、


歌声は少し擦れていたけれど、


彼の純粋な音楽に対する姿勢というか、


真っすぐな気持ちが垣間見えた。




その中でも、



「さよならなんて云えないよ」と言う曲は、



タモリさんが大好きな曲だ。





「いいとも」が終わってしまう寂しさを、



そして、



長い間続けてきたタモリさんをリスペクトする気持ちを、



彼は歌によって伝えた。



こんなキザな人、いますか?




今風で言えば、



彼は良いバイブス持ってるぜ!って事になります。





そういう意味でも、


今でも彼は別次元なのかもしれませんね。







で、


タイトルの「春にして君を想う」。



いよいよ春到来です。





聴いた事がない方は聴いてみて下さい。



そしてこの曲が1998年、


今から16年も前に作られた曲だという事に


びっくりするでしょう。




合わせて「球体の奏でる音楽」も



是非聴いてみて下さい。




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