昨日新宿で自転車の鍵をなくした。
合鍵もないのでもう乗れない。
2年寄り添った愛車ともお別れか。
雨の日も晴れの日も、一回もパンクせず、
毎日僕をお店、家へと安全に乗せてくれた。
労いの言葉をかけてやりたい。
長い間ありがとう。
これを機に新しい自転車を買いたいという気持ちと、
他の自転車に乗り換えるのが何か悪い気持ちと、
とにかく複雑な心境。
なんだかんだ愛着があったのは事実なのです。
もう少し物を大切にしよう!
そう決心しました。
そんな昨日、
久しぶりにボスと二人で飲みに行きました。
女子会などでよくある「近況報告」。
「この間こんな事あったんだよね〜。」
「私の彼氏ってこんな事言うのよ〜!」
「あそこのチーズケーキ美味しいわよ!」
なんて互いの最近あった事などを話す。
「お茶」と言う口実で、
何時間もしゃべり通すのが女子会。
昨日の僕らは男子会。
二人で飲みに行く時は大概仕事の話だが、
昨日は久しぶりに、
「お茶」を「酒」に変えて、
お互いのプライベートの事を話した。
かなり酔った。
鍵をなくした事すら忘れてた。
僕にはこうやって仕事の話と、
プライベートの話を両方出来る相方がいて、
本当に幸せだ。
で、
鍵をなくして自転車で帰れないものだから、
家まで歩いた。
途中、お腹一杯なのにも関わらず、
松屋に寄って牛丼を買おうとしていた自分に気付く。
もちろん買わずにお店を出たが、
すかさずコンビニに寄ってアイスを買った。
酔っている時のアイスはとても美味しい。
ひとつ残念なのが、
棒付きのアイスを買って歩きながら食べれば良いものを、
なぜか「爽」と言うカップのアイスを買ったばかりに、
その辺で座って食べなければならない状況になった。
記憶は曖昧だが、
「爽」と言う言葉に惹かれたのだろう。
酔っている時は「爽快さ」を欲する。
36歳のおっさんが、
顔を真っ赤にして「爽」を座って食べている姿に、
前を通り過ぎた人はさぞ引いただろう。
何とか家に辿り着いたが、
洋服のあちらこちらにアイスが付いていたのには、
さすがに自分自身引いた。
話はだいぶ逸れましたが、
最近読んだ本「そして生活はつづく」。
アーティストであり、役者でもある星野源。
この本は彼のくだらない日常を切り取ったエッセイ。
しかしそのくだらなさの中に、
彼自身の人間性(人間味)が出ていて、
思わずプッと吹き出してしまう程面白い。
人間、生きていれば嫌な事は沢山ある。
しかし、それ以上に素晴らしい事もある。
それを毎日繰り返す。
そして生活はつづくのです。
僕に言い換えれば、
自転車の鍵をなくしたって、
アイスを洋服に付けまくったって、
それでも次の日は当たり前にやってくるのです。
この本、とても面白いので、
是非読んでみて下さい。
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