2014/06/30

そして生活はつづく




昨日新宿で自転車の鍵をなくした。


合鍵もないのでもう乗れない。


2年寄り添った愛車ともお別れか。




雨の日も晴れの日も、一回もパンクせず、


毎日僕をお店、家へと安全に乗せてくれた。




労いの言葉をかけてやりたい。


長い間ありがとう。




これを機に新しい自転車を買いたいという気持ちと、


他の自転車に乗り換えるのが何か悪い気持ちと、


とにかく複雑な心境。




なんだかんだ愛着があったのは事実なのです。




もう少し物を大切にしよう!


そう決心しました。





そんな昨日、


久しぶりにボスと二人で飲みに行きました。





女子会などでよくある「近況報告」。



「この間こんな事あったんだよね〜。」


「私の彼氏ってこんな事言うのよ〜!」


「あそこのチーズケーキ美味しいわよ!」


なんて互いの最近あった事などを話す。




「お茶」と言う口実で、


何時間もしゃべり通すのが女子会。




昨日の僕らは男子会。



二人で飲みに行く時は大概仕事の話だが、


昨日は久しぶりに、



「お茶」を「酒」に変えて、


お互いのプライベートの事を話した。




かなり酔った。




鍵をなくした事すら忘れてた。




僕にはこうやって仕事の話と、


プライベートの話を両方出来る相方がいて、


本当に幸せだ。




で、


鍵をなくして自転車で帰れないものだから、


家まで歩いた。




途中、お腹一杯なのにも関わらず、


松屋に寄って牛丼を買おうとしていた自分に気付く。


もちろん買わずにお店を出たが、


酔っている時は何か口恋しい。





すかさずコンビニに寄ってアイスを買った。


酔っている時のアイスはとても美味しい。


ひとつ残念なのが、


棒付きのアイスを買って歩きながら食べれば良いものを、


なぜか「爽」と言うカップのアイスを買ったばかりに、


その辺で座って食べなければならない状況になった。



記憶は曖昧だが、


「爽」と言う言葉に惹かれたのだろう。


酔っている時は「爽快さ」を欲する。





36歳のおっさんが、


顔を真っ赤にして「爽」を座って食べている姿に、


前を通り過ぎた人はさぞ引いただろう。




何とか家に辿り着いたが、


洋服のあちらこちらにアイスが付いていたのには、


さすがに自分自身引いた。





話はだいぶ逸れましたが、


最近読んだ本「そして生活はつづく」。




アーティストであり、役者でもある星野源。


この本は彼のくだらない日常を切り取ったエッセイ。


しかしそのくだらなさの中に、


彼自身の人間性(人間味)が出ていて、


思わずプッと吹き出してしまう程面白い。





人間、生きていれば嫌な事は沢山ある。


しかし、それ以上に素晴らしい事もある。


それを毎日繰り返す。




そして生活はつづくのです。




僕に言い換えれば、


自転車の鍵をなくしたって、


アイスを洋服に付けまくったって、


それでも次の日は当たり前にやってくるのです。




この本、とても面白いので、


是非読んでみて下さい。



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