2014/02/27

中性的な男の子





遡る事20年前。


1994年。


僕は15歳のピチピチ高校生。




Jリーグブームに押されて、


小学校から中学校まで続けてきた野球をあっさり辞めた。


理由は簡単。


モテたいから。




もう坊主なんて嫌だ。


サッカー部に入って髪の毛を伸ばしたい。


そんでもって彼女が欲しい。


そんな単純な高校一年生。





1994年ってどんな年だっただろう?




ファッションで言えば、


ストリートファッションなんて言うのが流行っていた。




スキーからスノーボードに移行していったのがこの時だし、




「家なき子」と言うドラマの影響で、


「同情するなら金をくれ」と言う言葉が流行った。





カラオケに行けば皆 MR.CHILDREN を歌い、




小室ファミリーのCD(当時は縦シングル)を買いまくった。








僕と同世代なら、



「あ〜、懐かしい。そんな時もあったね。」




なんて思い出してもらえるだろうけど、



僕自身、当時の記憶があまりない。




しかし、良く憶えている事が一つある。


それは、


僕らのファッションアイコンは間違いなくこの人だった。




いしだ壱成。






ぶっちぎりで格好良かった。




何から何まで真似た。



特にヘアスタイルとファッション。



この表紙の様なヘアスタイルが本当に流行った。



床屋にこのヘアスタルをお願いしても、


180度違う髪型になるのを機に、


みんな美容室に通い始めた。





そんな1994年。


その頃のモテる男のキーワードと言えば、


中性的」。





この伝説的な雑誌「オリーブ」を読んでいる男は、


間違いなくお洒落だったし、モテた。



その中でいしだ壱成はミスター中性的だった。







しかし時は流れ、


中性的と言う言葉が、


いつしかユニセックスと言う言葉に変わり、



「男の中の男」がモテる時代に突入する。






中島みゆきさんが「時代」という歌で歌っていた。


まわる まわるよ 時代はまわる


と。





いつかまた中性的な男の子がモテる日が来るだろう。



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