30年後の自分を見るようだ

本屋さんに行くと

クリスマスに因んだ絵本がいっぱい。

その中で僕はある絵本に出会った。

「しあわせなモミの木」

表紙を見て買う事に即決。

ザラッとしたハードカバー。

色鉛筆で塗ったような絵。

そして何より、

拡大して見ると、

これを見た瞬間思った。

僕はきっとこんなおじいちゃんになるだろうと。

さらに、

中をペラペラ捲っていくと、

僕も良くこんな格好をするし、

こんな風に庭いじりだってする。

髭のモジャモジャ具合、

申し訳程度に生えた髪の毛さえも、

なんだか将来の自分を垣間みた気がする。

だってこうやって座るのも、

窓から景色を見るのも、

僕も良くやる事だ。

そしてこの部屋の感じも、

僕の部屋に似ている。

そして極めつけはこの笑顔。

「やぁ、こんにちは。」

出会ってしまった。

30年後の自分に。

家に帰ってじっくり読んでみると、

これまたしんみり来る内容。

心が温かくなった。

Merry Christmas